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こんにちは!こづれ旅行プランナーの、ひーです!
前回の記事では、ハワイアン航空A330便の機体について、最強一択席をご紹介しました。
続いて今回は離陸してからの機内での様子をレポートしていきます。
現地までの機内での過ごしかた・乗り切りかたは、子連れ海外旅行における最大の心配ごと。
さぞや不安に思うパパママも多いでありましょう。
実際のむつらぼし1歳3ヶ月はどうだったか、機内での様子をお伝えしていきます。
ちなみに前回の記事はこちらです。
機内食が出てきてからホノルル到着までを先に読みたい方はこちら。
https://cozuretabi.com/kinaidenosugosikatakouhenContents
ハワイアン航空のCAさん
それでは機内への搭乗のところからレポートスタートです。
1日目のスケジュールはこちらのとおりです。
17:10
関西空港ターミナル1に到着(出発3時間半前)
17:45
チェックインカウンターで搭乗手続き
18:30
ターミナル1の2F「町家小路」で軽く夕食
※現在はレストランエリアがリニューアルしているよ!
19:00
ターミナル1の4Fに戻り、出国手続きに進む
(混んでいるとここで時間を食います)
19:10
制限エリア到着、搭乗ゲートのある北ウイングへ向かう
19:20 →いまココです。
搭乗ゲート付近でむつらぼしに離乳食を食べさせる
時間の限りキッズスペースでしこたま遊んでもらう!
大人はハミガキ、手荷物整理、散歩をして体を動かしておく
19:55 →いまココです。
搭乗開始のコールがかかり、子づれ優先搭乗で機内へ
機内で使わない荷物をラゲッジスペースに上げる
20:45
機体がゲートを離れ、滑走路へ向かう
ホノルルまで機上の人となる!
21:30(ハワイ時間2:30)
ハワイアンメニューの機内食
22:00(ハワイ時間3:00)
奇跡的にシートが空き、むつらぼしを寝かしつけ
27:30(ハワイ時間8:30)
2回目の機内食(朝食)
29:05(ハワイ時間10:05)
ホノルル空港に到着
機体入り口にはブルー基調のユニフォームに身を包んだCAさんたちが!
とろける笑顔で出迎えてくれます。
ユニフォームにプリントされたハワイの花レフア模様が、さっそく南国気分をかき立ててくれます。この制服は2017年の12月から採用されているものだそうです。
ハワイアン航空のCAさんは年齢層高めに感じます。なぜか毎回20〜30代の方は見かけません。
近所のおっちゃんおばちゃんにサービスしてもらっている気分になります。町内のこども会の遠足のような。
これはこれで和みます。ベテランの落ち着きが滲み出ていて、そういう意味ではなんだか経験豊富なチームに思えてきたぞ、の安心感。なんだか頼もしい。
だけど接客の面では少々ぶっきらぼう(全員ではありません)な方も。特にホスピタリティがダントツ高いとか、ハワイやフラダンスのイメージから連想される穏やかな笑顔…みたいなソフト面の期待は低めに設定しておきましょう。
全員が日本語を話すわけでもないので、カタコト日本語で英語表現を和訳するとそういう印象になるのか。
日本人CAさんだったら通路にしゃがんで目線を下げて接客してくれますが、立ったまま上から対応されます。「お願いできますでしょうか」というよりは「ちょっと我慢してもらっていい?」と感じる距離感と表情で、イエスかノーでの回答を求められます。イ、イエス…と回答が済むとささっと去っていきます。
外資系エアラインのスタンダードだといえなくもないですが、それでもエミレーツやシンガポール、キャセイで同種の印象を持ったことはありません。やはりハワイアン航空特有のものなのでしょう。
機内の通路をぐんぐん最後尾へと進むと、おや、ムードが他のエアラインとなんだかちがうぞ…
ハワイアン航空は機内照明がレインボーカラーなんです!
ハワイといえば空にかかる美しい虹。ゆらりふわりとオーロラのごとく機内を灯すレインボーライトに心が癒されます。照度はそれほど高くなくチカチカした照明ではないので、眠そうにしているこどもがパキッと覚醒してしまうことはありませんよ。(いきなりハワイトリビア。日本の7色と違い、ハワイでは虹は6色とカウントされているそうです。色の境目がぼんやりしているため色数の区分が明確でないのと、日本でいう藍色のような色彩表現が米国にはないため、だそうです。)
しかも、です。流れている音楽はゆったりハワイアンミュージック。搭乗するまで緊張していた気分をほぐしてくれるかのよう。
乗った瞬間からハワイ気分が湧き上がるこの感じは他のエアラインにはないものですね。
初めてのハワイだったらJALかANAを選ぶ方が言葉の面で安心でしょうけど、C Aさんに過度の期待をしなければ、やはり行先の国のナショナルフラッグに乗るのが正解です。
あぁ〜 ハワイへの旅が、いま、始まったなぁ。
ママご安心を。赤ちゃんは離陸したらすぐ寝ますから!
ここでいきなり安心材料。
1歳3ヶ月の赤ちゃんは離陸した後、まもなく寝てしまいます。
効いてますよ、例の作戦!
関西空港のターミナル内ではたっぷりと歩いてもらい、搭乗前にもキッズスペースでバッチリ遊ばせておくと、もう赤ちゃんは眠くてしょうがない!作戦は大成功です!
むつらぼしが寝たのは21:00頃。
離陸時の耳抜きを心配していましたが、眠気の方が勝ったようでぐずり出すことはありませんでした。対策としては、紙パックのジュースを持ち込んでおき、高度が上がったら飲ませるつもりでした。
もしまだ授乳中の赤ちゃんでしたら、離陸に合わせてお乳やミルクを飲ませてあげるといいです。
これで赤ちゃんは夢の世界へ。そこからはしばらく大人の息抜き時間♪
お〜、アロハ〜
しばし南の島の楽園へと思いを馳せちゃいましょう。
ちょっと頭にこういう光景がよぎります。
20:45に機体が動き始めてから、だいたい1時間くらいした21:45頃に機内食が運ばれてきますが、ペロリと食べ終わるとその後は機内照明も暗めになり就寝モードに移行します。
大人もひと心地つきますが、映画を見たりしてお楽しみ…とはならず、できるだけの睡眠をとることに集中です。そう考えると慌ただしく感じてしまいますので、予め機内では食べたら寝る!と想定しておいてくださいね。
機内食関連は次回の記事でまた詳しくレポートいたします。
赤ちゃんの寝床づくり開始!ハワイアン航空の座席はこんな感じ。
ホノルルまでの拠点となるシートはどんな感じでしょうか。
座面のファブリックはブルー基調。ヘッドレストや肘おきはネイビーです。
ハワイの海を思い起こさせますね。ハワイアン航空にはピンクの印象がありますのでこの点は意外です。
前回の記事で触れましたが通路幅が少し広がっているエリアなので、脚が不自由だったり車いす利用の方が座られることの多い席です、とハワイアン航空コールセンターの方から聞いていましたが。今回はおられませんでした。
通路幅の狭い分は、通常の車椅子より横幅が狭い搭乗用車椅子でのサポートがあるらしく、通行可能なのだとか。
シートピッチは78〜81cmとされていますが、前の席との間隔はこんな具合。
ポケットにペットボトル・スマホ充電コード・るるぶ・書類のクリアファイルなんかを突っ込むと、膝に当たるか当たらないかぐらいにまで膨らみました。
膝を上げたり、席を立つときにゴスゴスとポケットが当たって揺れるので、前の席の義母に気を使いました。そこはエコノミークラス。さすがにゆったりとはいきません。
ちなみに帰国便では幸いにもエクストラ・コンフォートにアップグレードされたので、シートピッチのゆったり具合は段違い。納得のいくスペック差でした。
ベビーグッズとモグの手まわり品は、ちょっとぐらい汚れても気にならないようなマザーバッグ…と言うのもはばかられる布バッグにまとめます。私たちはズタ袋と呼んでいましたが。これを前の座席の下につっこんで、いつでも取り出せるようにセットしておきました。
フライト中に使うものは全てこのズタ袋の中に集約です。
頭上の収納スペースから都度取り出せばいいや…と考えるのはやめておきましょう。機体が揺れたりすると危ないし、万が一にも寝ている赤ちゃんの上に荷物が落ちたら危険!ハッチを開け閉めする際のカチャッという音がするし、席を立つとき膝上の赤ちゃんを持ち上げるため起こしてしまう可能性があります。
座席の配置は2席−4席−2席の並びです。これ地味にナイスです。
家族2人の場合は、どの席に座ったとしても席を立つときに気を使わずに済む!
私、トイレの回数が多いのですよ。だからいつも通路側に座るのですが、ヨーが席を立つ時は寝ている私の足やら膝やらを土足で踏み越えていきます…
そこは気を使ってもいいとこだよ…
ごめんあっさっせ〜♪
消灯時間になり照明が落ちた状態の機内の暗さはこんな様子。
モニターやタブレットで映画を見ているような人はほとんどいず、みんな寝ているのでモニターの明かりが漏れることはないものの、それでも完全に真っ暗とまではいきません。
アメニティの内容は枕みたいな形の紙パッケージにイヤホン・アイマスク・耳栓。イヤホンもシートカラーに合わせてブルー。アイマスクはつけてみたけど、機内が真っ暗にはならないので、使ってみてください。
ヘッドレスト(背もたれの頭があたる部分)が、左右部分を折り曲げて調節できるようになっているので、ネックピローの変わりになります。これは結構便利!
かさばるネックピローを持ち込まずに済みます。
ちなみにエクストラ・コンフォートだと、こんなアメニティがもらえます。
キャンパス素材のポーチに入っています。白地にピンクの花模様。ファスナーの持ち手が木製なのがかわいい。「HAWAIIAN AIRLINES」と書かれています。
イヤホン・アイマスク・耳栓まではエコノミーと同じ。そこにloli’i(ロリィ) のリップバーム、ハンドバーム、ボディバーム、ハイドレーティングミストのセット、歯ブラシと歯磨き粉、竹製のクシ、ボールペンが加わります。アイマスクだけは包装なしで、あとは全て個包装です。
これをもらうだけでもテンション上がりますね。
到着が近づいてくると、入国後のあれやこれやをスマホで調べ物したいですよね。ご安心を。モニター脇にUSBポートがありますので充電OK!スマホのバッテリー寿命が短いのでメチャありがたい。各シートにひとつずつあるので、充電コードは到着まで挿しっぱなしでO Kです。
残念なことにハワイアン航空は機内Wifiが飛んでいないので、ポケットWifiを持ち込みましょう。関西空港でレンタルしておくといいですね。到着後はホノルル空港からすぐにネットを多用することになるので、USBポートで充電が可能なものがいいですね。
WiFiは出発前の国内受取はもちろんですが、ホノルル現地での受け取り・返却ができると現地での機動力がぐっと上がります。
グローバルWiFiなら国内では19ヶ所、35ヶ所のカウンターで受け取りが可能。
もちろん、関西空港にもカウンターがあります。
場所はターミナル1の4F国際線出発ロビーです。カウンターがあるほか、並ばなくても受け取れるロッカーもあります。
カウンターが混雑していてもすばやく受け取れますので、こづれハワイ旅行では助かりますね。ちなみに返却はターミナル1の1F到着ロビーです。
ハワイ現地で受け取りたい場合は、ワイキキオフィスでの受け取りになります。
カラカウア通り沿いのワイキキショッピングプラザ3Fにあります。
ホノルルのランドマーク「ロイヤルハワイアンセンター」とカラカウア通りを挟んで向かいにあるショッピングモールです。わかりやすい立地ですね。
子づれで泊まるであろうホテルは、たいていワイキキオフィスから徒歩圏内にあります。
部屋に荷物を置いたら、お子さんをしばしパパに預けて、少しホテル周辺の散歩がてら受け取りに出掛けてみるのもいいかもしれません。
返却はワイキキオフィスだけでなく、ホノルル国際空港にあるカウンターでもできます(ここでは受け取りはできません)。
何かといそがしい帰国日に、返却のためだけに再度ワイキキオフィスに行かなくて済むので時間の節約になります。
↓グローバルWiFiの詳細を見てみる
機内の温度はまあまあ肌寒く感じます。というか個人的には寒かった!
シート備え付けのブランケット一枚では足りないので、CAさんにもう一枚リクエストしときましょう。
搭乗後の最初の英会話は「Can I have another blanket?」でした。
ハワイの気候に合わせて(あとリゾートコーデのこなれ感アピールも含めて)軽装で搭乗される方も多いと思いますが、羽織りもの、たとえばそれなりの厚みがあって保温性もともなうカーディガンなんかを持ち込みましょう。
半袖Tシャツとかだと寒いから!
パーカーはこなれトラベラー感が出るのでフライト着に選ぶ人も多いですが、首の後ろでフードがかさばって首を圧迫します。睡眠を妨げるよ!
首こりにもつながるので、パーカーは到着後のためにとっておいて、フードのない服装がおすすめ。
足元もスースーするので靴下は夏らしいアンクルソックスより、機内では普通の丈のものがいいです。ブランケットは足元まで保温しにくいので。
靴ではくつろげないので、スリッパに履き替えることをお勧め。
ビジネスホテルなんかでもらえる使い捨てスリッパをキープしておいて持ち込みます。
ホノルルに着いた直後の写真になりますが、機内での服装はこんな感じ。
義兄は短パンで足が寒かったみたい。
中央の義母が肩にかけているのが、前席下に突っ込んでいたズタ袋。
限られた睡眠時間でぐっすり眠っておきたいため、体感温度でストレスを感じるようなことのないように準備しましょう。
体を冷やして体調を崩してしまったらつまらないです。
モグからは「守りすぎだ」との指摘もありますが…
むしろ女性の方が冷えには敏感だと思うのだがなぁ。
矛盾するようですけど、赤ちゃんはリゾート着でもいいです。むつらぼしも半袖Tシャツに短パンという格好でした。首元だけは軽く巻きもので保温してあげました。
機内ではブランケットにくるまり、ほぼ寝て過ごすのと、子供は寒さに強い!からです。
写真のこの巻きもの、実は私の使い古しのエアリズム…
このフライトを最後に使い捨てるつもりのもの。睡眠中はストールがわりに。起きて食事の際には簡易なビブにしました。機内持ち込み荷物をできるだけ少なくして席まわりのスペースを確保するために薄くて軽いエアリズムでいいやん、と考案したのですが。見てくれ以外は大変都合が良く、睡眠・食事・よだれ拭きなどフライト中はとても便利でした笑
空いたシートを使えるんじゃ?という期待は禁物だった。
さてシートのあらましがわかったところで、むつらぼしの寝床づくり。
シートは確保せず膝上でのフライトなので、専用で寝かせるスペースはありません。寝つくまではタテ抱っこで、その時を待ちます。
ホントのところを言うと、近所の席が空いていればCAさんに頼んで使わせてもらおうかな〜、なんて下心もありました。
ところが機内はギッチリ満席。左隣の座席も例のカーテンで覆われているため、あては外れました。
くれぐれも空いているシートがあるはず〜♪と、過度な期待は禁物ですよ。
実際にCAさんに頼んでみたんだけど、チーフパーサーぽい町内会長風CAさんが来て片言の日本語で「イマイソガシイカラアトデ。ミテミルカラ。マッテテ。オーケー?」とのこと。やっぱり、ぶっきらぼう。
あまり期待できなさそうですけど、「イ、イエス…」とお願いして一応待ってみた。
一時間ほどして戻ってきました。「ヤッパリマンセキ。アイテナカッタ。オーケー?」とのことでした。「イ、イエス…」まあ、これは仕方ないです。
そこで、むつらぼしが眠った後は私とヨーの膝上に横たえて横にならせました。
一時間交代で頭エリア担当と足エリア担当を交代しながら。赤ちゃんの頭は結構重量がある。頭エリア担当が長く続くと太ものの血管が止まりますから!
この状態が続くので、パパもママも身じろぎがしにくい。もし腰痛が心配でしたら鎮痛効果のある湿布薬を持ち込んでおきましょう。
機体の揺れがうまい具合に眠りをキープしてくれるのか、頭と足をクルッと入れ替えても全く起きるそぶりなく熟睡していてくれました。
座面と座面の境目にはシートの溝があり、むつらぼしの腰のあたりに凸凹があたります。これは不快だと思うので、借りたブランケットを敷布団にして、なるべくフラットなベッドになるようにしてあげました。
乗り込んですぐの時はこんな様子です。
私は立って写真を撮っていますが、座っていると上半身は私の太ももに乗っかった状態です。
ヨーは足をコンパクトに折り畳んで(あぐらをかいて?)せせこましい感じで座面に座っていますが、「あー、足をおろすところが平らだったらむつらぼしを寝かせられるのにな〜」と。ホノルルに着くまでずっと言っていました。
まー、たしかに。
それで、フットレストを検討してみた結果。
世の中便利なもので、前後のシートのあいだ(足を下ろす部分)に設置できて、シート座面と合わせフルフラットにできるアイテムがあります。
こういうの持ち込めばよかった〜
ただし!
ハワイアン航空ではフットレストの持ち込みは可能ですが、使用は禁止されています。
ハワイアン航空の公式サイトに明記されていました。
フットレストなど、座席に固定したり座席間に設置するタイプの製品は機内でご利用いただけません。持ち込みは可能ですがご利用いただけません。
出展:ハワイアン航空 公式サイト
残念です。ホノルルに着いてからのドライブで使う方が良さそうです。
また次の記事でも詳しく書きますね。
次回に続きます。